誤解

どうもマスコミでは、今回のテロ犯は賢い人物だとか、知能犯だとかはやし立てているようだが、私には、あまりそういう風には見えない。先にも書いたが、こんなことは誰でも計画できて、実行力さえあればやってしまえることじゃないかと。つまり、やれるかやれないかでいえば、誰でもやれた。あとは、やるかやらないか。普通の人はやらないだろうが、狂った人ならやるわけだ。
仮に私がアメリカを貶めたいテロリストで、かつ、あれをやるのと同じだけの実行力があったとしたら、まずペンタゴンの方を先にやる。あそこにジャンボ機を落としてから、ワシントンの主要政府機関、ホワイトハウスとかFBI本部などを狙うだろう。それで政府と軍部は、一時的であるにせよ統制を失うはずだ。
マンハッタンの世界貿易センターなどは、その後でもいい。つまり、襲う順番が逆じゃないかと思った。それとも、あれはショーとして見せたかっただけなのだろうか…
基本的に原理主義者というのは、自分の信じる様式が唯一でそれ以外は絶対に認めない、要は思考停止している。“だだっ子”なのだ。なのに、そういう主義でありながらテロに関してだけ知能が働くと考えるのは何故だろうかと思う。
本当に知能犯なら、あんなことはやらないと思う。むしろ頭がおかしいから、ああいう事をやるのである。頭がおかしい、というのは、そのままの意味で、人間としての最低限の理性が壊れてしまっているということ。知能どころか、あれは無能だからこそ為せる業ではないか。

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