天文学者と宇宙飛行士

雨が降ったり止んだり。
台風が近いせいか、今日の天候は非常に不安定だった。洗濯物もビショビショ。もう一回洗った方がいいかな。
ジュラシックパークIIIを見た。その中で、アラン(多分今回の主人公)が、男には二つのタイプがある、一つは天文学者、もう一つは宇宙飛行士だ、といっていた。つまり、知識だけで何かを得ようとする人と、実体験、肌で感じて何かを得ようとする人。私は、どちらかというと前者だが、私にもう少し体力と優れた運動神経があれば、後者にもなってみたい、と思う。
人は、結局全部やってみたいと思っている。しかし、何らかの制限のために、全ての選択肢からどれかを選ばねばならぬ、という不条理に直面するのだ。
子供に、夢も希望もある、というのは、その時点で、全ての選択肢を叶えられる可能性があるからだ。それが、大人になるに従って、選ぶことのできる選択肢が減っていく。素質とか、努力とか、そういう要因が何であるにせよ、一つも失わない人などいないだろう。
とにかくである、それらを失った理由や責任が全て自分にある場合は、それはそれで納得できる。ところが、私の時代の教育というのは、異端な夢を目指す者が叩かれる、という方針であった。私は漫画家になりたかったのだが、親、学校の先生、周囲ともども、みんな揃ってやめておけ、という。それより、英数国理社の五教科を勉強しなさい、というわけである。
つくづく、自分の意志を維持することの難しさを実感する。

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