あれは絶対UFOだ

そりゃあそうだろう、と思った。
だって、UFO(Unidentified Flying Object;未確認飛行物体)だもん。それが何者かあなたが確認していないのなら、言葉どおり、自明のことをいっているんじゃないか。(それをいわないのも同じということ)
こういう言葉のような、どうも当たり前のことというか、ある意味に別の意味を与えて焼き直すようなことが、この世の中に溢れてきている気がしてしょうがない。それがメタ的なこととして、意味論的に、言語学的に何か重みのあることならいいんだけど、そのような感じもない気がするし。やっぱし、この世の中、合理化だけじゃ語れない何かがあるのだろう。
人間(の科学)はものを統一的に見ようするのだが、実は大枠の流れとして、逆に拡散、分岐が本質的なのかとさえ思える。やはり、カオスだなぁ。
宮崎駿が、「千と千尋」は、雰囲気を楽しめば良い、といっていた。ストーリーなんか覚えてないでしょ、と。というか、ストーリーは、何年もすれば忘れてしまって
然るべきで、それよりも、何だか分からないけど、とにかく不思議なことだった、という感じが残っていればそれでいい。そんなことを云っていた。それが子供向けの映画作りというものか。
それならば「千と千尋」は、単純に面白かったといえる。

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