DTMの道(5)

こういうことをしていて思い始めたことがある。
それは、DTMというのは「漫画」みたいだな、ということ。
何だと!?そんなワケあるか!
いや、音楽と漫画が同じだといっているのではない。
それを作る作業のことをいっている。
漫画というのは、自分で原作、脚本をする、
つまり、物語の原案を考えて、そのプロットをつくり、
登場人物たる俳優(キャラ)も自分で作って配役して、
舞台も用意して、構図も考えながら物語を展開させていく。
映画製作でいえば、原作、監督、脚本、キャスト、カメラ、
あと舞台やロケの設定まで全て一人でやっていると。
漫画というのは、そういうパッケージになってるが、
それをやってるのは、基本的に漫画家ひとりということ。
(メジャーになれば、アシスタントや編集者もついてくるが)
そして、DTM。
の前に、まず、DTMでない通常の音楽を考えると、
まず元となる曲を書く作曲者、それを整形する編曲者がいる。
あと実際に楽器で演奏をするバンドやオーケストラがいる。
オーケストラなら指揮者もいる。バンドにはボーカルもつく。
DTMでは、やはりそれらの作業、つまり、作曲、編曲、
楽器の演奏、指揮といったことを全て一人でやるわけだ。
DTMのコピーの場合は、原曲があって、それをアレンジしたり
或いはそのまま再現したりするわけだが、
漫画も原作者が別にいて、作画を漫画家が担当することもある。
ほらね、似てるでしょ。
さて、今回は「LIVE A LIVE」というRPGのBGM。
これは、当時、小学館の漫画誌上に漫画を描いていた作家が、
作中の複数の舞台の主人公たちをキャラデザインしたという
ある意味、話題の作品。
中でも「幕末編」の和楽器音とロックのアンサンブルが好きで
その曲の一つをコピらせてもらった。
例によって、聞き取れない部分は私のオリジナル。
あと、背景の和製打楽器の音を原曲より強めに出してみた。
で、この曲のテク(??)は、複数ドラムパートの使用。
普通、GMでドラムパートは10chしか使用しないものだが、
他のチャンネルも設定を変えることで、ドラムパートにできる。
で、今回は、普通のドラムキットに加えて、
11chに和製の打楽器のパートを加えた。
ただ、これは音源が対応していないと駄目みたいなので、
SC88(私の環境)以外でちゃんと鳴るかは怪しい。
試しにMU80で聞いてみたら、和楽器でない別の打楽器が鳴っていた。
まぁ、それはそれで面白い感じのアレンジだったけど。

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