5月25日

土曜、宅配の不在届がドアにはさまっていた。
差出人は実家の母親だった。
何かを送ってくれと頼んだ覚えはないんだけど、と思った次の瞬間、
あ、そうだ、と思い出した。
誕生日だ。
いらないというのに、親は律儀に覚えていて、
毎年プレゼントを送ってよこす。
自分よりも親の方が覚えているというのは、
それだけ気持ちに余裕がないということなのかなぁ…
というか、それで母親も何か満足しているんだろうし。
そう、また歳をとった。困った。
25を超えてくると誕生日が全然嬉しくない。
まぁ、ここまでよくも生きてこられたもんだ、という感慨はあれど。
歳を感じる瞬間は人それぞれだと思うが、
それを実感することのひとつに
「10年前は~だった」というような話ができてしまうときである。
二桁年前の記憶について当たり前に話ができる。
それだけで、何か長いこと生きたという感じがする。
ところで、歳をとるのは私だけでなく、
私が歳をとるということは親も歳をとる。
そういえば、親に何かプレゼントみたいなことしたことない。
柄でもないし。私がプレゼント?気持ち悪い。
そういったことは妹に任せている(だめ?)
まぁ、誕生日は寄る年波がリアルになっちゃうので、
母の日(父の日)プレゼントくらいはしても良いかもね。

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