妖怪 部屋をチラカース

ヒカルの碁が面白くて、囲碁ゲームを衝動買いしたけど
よく考えたら、私は囲碁のルールを知らなかった。
アホかオレ。
ゴールデンウィークですね。
今年は、今日休めば大体7連休といったところかな。
私は7日どころか2ヶ月長期休みフィーバー中ですが。
次の仕事の正式契約がそのGW明けに延びてしまって
それが終わるまで家を出られないので、
この機に、普段やれなかった部屋の大掃除を思い立った。
掃除というか、引っ越して1年以上経つというのに
部屋には未開封のダンボールがいまだに積んである状況で、
いつか何とかしないといかんなーと思ってたのね。
そのいつかは、今しかないだろうと。
とはいえ、箱を開いても、今の部屋には収納がないので
(前の部屋には結構広い収納があって、そこにぶっこんでた)
ただ散らかすだけになってしまう。
てことで、早速ニ○リへ出かけていって
収納になりそうなシェルフやカラーBOXを適当に見繕ってきて、
そこに収めるべきダンボールの中身をダーッとバラしてみる。
大学時代の専門書とか、古い技術書とか、古いエロビ・・・
録りためたビデオとか、漫画や雑誌とかもわさわさと。
どれも今はもう見ない、使わないものばかりで
(だからダンボールに封印されっぱなしだったわけで)
そのまま箱の中でも良かったかなとも思ったんだけど、
せっかくなので、シェルフにそれっぽく並べてみる。
部屋に専門書が並ぶと、何か賢くなった気分に。
多分、並べても読まないんですがね。
いつか古本屋に引き取ってもらうかな。
そんな中に古い写真もみつかり、学生時代の友人が写ってる。
実はその友人、亡くなってるんですよね。
あ、別に怖い話をしようとか、そういうのではなく、
懐かしいというか、ああ、今はこいついないんだなぁ、と
何か不思議な気持ちになったのですな。
彼は中学生時代からの友人で、大学は違ったけど
私も彼も神奈川や東京の大学だったので付き合いはあって
社会に出てからもたまに会ったりしてたのね。
実は、私が一番長く付き合ってた友人なのです。
付き合うといっても、そっちの意味ではないですよ。
そんな彼の訃報があったのが3、4年前くらいだったかな。
そのときはショックだったけど、時間が経ってくると
彼がいない、ということを忘れてたりしてるんですよね。
普段会ってないだけで、
何か、まだどこかにいるような気がしてる。
で、写真をみつけて、あ、そういえばいないんだ
と思い出されるというのも、変な話ですが。
30年以上も生きていれば、身近な人が亡くなるということも
何度か経験するわけだけど、その度に思うことがあります。
この後、精神はどこへいくのかなぁ、と。
何かの宗教を信じてるというわけじゃないんだけどね。
たった今の自分にも、自分の意識、というか精神があるわけで
それがあるのは、この身体があるが故なんだろうか?
身体とは別のところにあるものなんじゃないか?みたいな
古典的な哲学っぽい疑問を感じるのですよね。
かといって、死んだ人の精神がそのへんを漂っていられても
それで私の私生活とかを覗かれたりするのは困るわけで、
特にあヤツに見られるのは勘弁な部分もあったりするわけで
とりあえずどっか遠くにいっててもらいたいんですが。
なるほど。昔から繰り返し考えられたテーマなわけだ。
そして、いまだ解決せず、と。
実際どうなるのかなぁ?いっぺん死んでみれば分かるか。
いやいや待て待て。
とりあえず部屋を片付けないと。
キレイに整理しようと思ってたのに、
今は前よりヒドイ状態になってるので、これを何とかしないと。
ダンボールって、意外と高圧縮な収納なのね。
ひょっとして、これは呪いか。
ダンボールをバラさせて、写真を発見させ、時間をつぶさせて
足の踏み場もない状態に陥れるなどと。
どうやら彼は、妖怪 部屋をチラカースになったらしい。

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