喫茶店への道(2)

私の密かな夢は
小さな喫茶店のマスターになること。
なんですが、これはとりあえず夢であり
宝くじでも当たったら始めるか?
…程度のモチベーションだったりします。今はね。
でも、これから将来、
ずっとIT技術者としてバリバリやっていけるか?
といえば、どんどん歳もとるだろうし
これまでみたいにはいかなくなってくだろうなーとも思う。
そうなったときに、第二の人生として
こぢんまりとお店をやっていくのもいいかもなぁ…
と、ちょっと真面目に思い始めてたりも。
そんなわけで、
思い立ったときほどのやる気はないまでも、
そうなったときに向けて思ったことなんかを
メモ程度残していこうかな、ということで。
○必要なもの
食品衛生責任者の免許とお金。
あとは商売の知識とやる気、ですな。
衛生士の免許はわりと簡単にとれるものらしいので、
それほどハードルは高くなさげ。
以前思い立ったときに、ある程度の料理を出すとなれば
調理師の免許も欲しいかなーと思って、
調理学校の資料も取り寄せてみたりしてたんだけど、
その費用をみてゲンナリだったので、
まぁ、料理はいいやと、そこは割り切ろうかと。
コーヒーと紅茶と、ある程度の軽食ができれば。
あと必要なのはなんといってもお金ですわね。
先立つものがってやつです。
机上の知識は、
これから少しずつ勉強していくしか。
○どんな店にしたいか
そんなに流行らなくていいんです。
誰でもフラッと立ち寄って
コーヒー飲みつつ新聞や雑誌を読むなり、
軽く仕事や勉強をしてもらうなり、
とにかく気軽にスペースを使ってもらえる店。
私自身にコーヒーの専門知識もないし
これといって何か料理ができるわけでもないので、
飲食店としての機能は最低限を想定してます。
おいしいコーヒーを飲める店、というのではなく、
目指すのは、気軽に休息できる店、ですね。
私自身、コーヒーを飲みながら本でも読みつつ
時間を潰す、というのは
結構好きな時間の過ごし方だったりします。
○儲かるのか
目指すは上のような店なので、
ガッポガッポ儲けようという気はさらさらない。
ただ、自分が生活していけるくらいは
稼げないとマズイわけで、
そこはある程度現実をみないとダメなようです。
立地にもよるけど、
店舗の家賃や光熱費が月30万円程度、
コーヒーやお茶、パン、お米などの材料費が月10~20万円、
(軽食はそこそこに飲み物中心という想定。)
従業員も1人、自給800円程度で1日8時間、30日雇うとすると、
最低でも月60~70万円程度の売り上げは必要。
で、それはあくまで営業費であって、
自分の生活費も稼がないといけないわけで、
それは20~30万円程度は欲しいところ。
なので、月100万円程度の売り上げが見込めないと、
事業として破綻すると予想されます。
となると、客1人あたり平均500円の売りとするなら、
1日60~70人程度の入りがないと厳しいということに。
これ、結構多いよね。
朝7時開店、夜8時閉店の13時間営業という
普通の営業時間を想定をするなら、
単純計算で1時間当たり客は5、6人は必要。
それをどう確保し、どう維持するか。
○コーヒーショップじゃだめなのか
最近は、同じ領域に安いコーヒーショップや
マックなんかのファーストフード店が台頭してきてるので、
そんな中、純喫茶の経営というのはかなり厳しい。
それでも、回転重視のそういう店ではなく、
のんびり自分の時間を過ごせるような
古き良き喫茶店がいいなぁ、と思うわけで。
雰囲気ですね。
私が子供の頃、日曜日の夕方くらいになると、
親父が「コーヒー飲みに行く」といって出かけようとするんです。
で、私は決まって「僕も行く」といって付いて行ってた。
今にして思えば、親父は私がそういうことを見込んで
黙って出かけるのではなく、わざわざそれを告げてから
出かけようとしてたのかも。
そのときにいってた喫茶店で
親父は「ホット(コーヒー)」、私は「レモンスカッシュ」でした。
しまいには、注文しなくても店の主人はわかってて
勝手に持ってきてたりしてました。
大抵、親父は店の主人(知り合いっぽかった)と話し込んでて、
ときどきその会話の中で私のことをいじられているなぁ
と感じつつ、私はひとりレモンスカッシュを飲んでた。
そのときの何ともいえない喫茶店の雰囲気が
大好きというのではないけど、何か心地よかった。
喫茶店というのは、飲食を提供するというより
そういう雰囲気を提供する場所なんじゃないかな
と思うんですよね。
喫茶店のコーヒーがコーヒーショップに比べて高いのは、
コーヒー代+場所代があるってこと。
○どんな店にするか
コーヒーの味に自信があるわけじゃなく、
豆に詳しいわけでもなく、自慢の料理があるわけでもない。
客の回転よりも、ゆっくり過ごせるスペースでありたい。
とりあえず、今のところのイメージはその程度。
やっぱり、何か特徴というか売りがないと、
お店としてやっていくには難があるだろうということは
十分わかってます。
趣味のお店を持つ人もいますね。
音楽好きな人がマスターだったら、
マスターがギターとかピアノとか演奏してたり。
絵や美術品が好きな人がマスターだったら、
店に自慢のコレクションが並んでたり。
鉄道マニアとか写真マニアとか、
そういうマニア心のある人がやると、
店もそういう人が集まる場所になりやすいかも。
さて、私は?
お客さん、科学哲学の話でもしますか。
いや、ないない。
やっぱりフツーの純喫茶になるだろうなー。

…というような夢も、
一攫千金の夢(前のエントリ)と並行して
マルチスレッドで妄想していこうかな、と。

コメント

  1. たいら より:

    喫茶店良いですね(*'-')
    良い雰囲気の喫茶店に入ると、自分も喫茶店を開きたくなります。
    最近、現実逃避で妄想頻度が高いです(´~`)
    普段は…美味しいコーヒーが飲めれば満足ですが。
    良い喫茶店は、やはりコーヒー一杯にしても、単価が…
    スタバとかのコーヒーショップに比べるとやはり高いですね。
    土地建物は、住居と兼用で購入、とか…。
    なんてわけにはいきませんかねぇ…

  2. 月影 より:

    店舗兼住居はベストですが
    それを購入となると初期費用が。。。(;´Д`A “`
    それこそ夢ですねぇ。

  3. 完全限定、日本で166人だけ。プレミアム珈琲専門サイト/山口珈琲店

    官能の吐息がもれる珈琲を、一度は飲んでみてほしい。これが本当のプレミアム。

  4. RORO より:

    これだああああ!
    http://tv.yahoo.co.jp/program/190/?date=20090131&stime=1800&ch=8228
    好きでよく見ているこの番組。(人生の楽園)
    月影さんの話を聞いていたらこれを思い出した。

  5. 月影 より:

    あ、見逃した。(゚ー゚;
    ちなみに、私の理想はこれです。
    http://www.tbs.co.jp/manhattan/
    店内はドラマですヨ。

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