WTC

日本では10/7に公開の「ワールドトレードセンター(WTC)」を、
とりあえず観てきました。
本当は「ザ・センチネル」を観たかったのだけど、
どうも横浜でこれを上映している劇場がないらしく、
他に何を観ようかと思ったところで、
ふとこの作品に目がとまったんですけどね。
WTCというのは、
例の9・11の悲劇を映画化したものです。
2001年の9月11日の朝。
日本では、夕方くらいのニュースになったのかな。
本当に映画みたいな映像が、
ニュースの中継画像として流されたあの瞬間は、
やっぱり衝撃でありました。
あれを映画にするとしたら、
やっぱりアメリカバンザイな内容になるのかな、
という話もしてたんですが、
特にそういうこともありませんで、
一言でいえば人間ドラマでしたね。
以下はネタバレになりますので、
まだ観てない方はご注意を。


メインストーリーとしては、
あのタワーに救助活動に向かった警察官の視点を中心に、
その周囲の人々の心の動きとか、
救助活動にみられた人同士の助け合いや絆のようなものを、
切々とみせるみたいな内容でしたかね。
その警察官たちは、WTCに救助に向かうんだけど、
これからその塔にのぼろうかというところで、
エレベーターシャフトが崩落して、
警察官の救助チームは瓦礫の下敷きになってしまって、
人を救助するつもりが要救助者になってしまうという展開。
生き残るのは、そのチームの班長と、その部下1人で、
その2人が瓦礫の下敷きになりつつも、
お互いに励ましあってなんとか救助されるという話。
その安否が分からない間、外にいる家族の憂いと、
自分は死ぬかもしれないけど家族は愛してるぞ、
という2人の家族愛のようなものがドラマの中心で、
特にWTCでなくても、普通にそういうドラマですね。
ただし、これは作り話でなく実話だというところが、
この作品の見所なんでしょう。
多分、この作品の中心の2人(の家族)の話をもとに
つくられた映画だと思うんですが、
映画にするために多少の誇張があるにしても、
やっぱりあの事件は、
そのまんま映画になるような大惨事だった、と。
まぁ、映画としては“面白い”ものではないですが、
そういうことが本当にあったんだということで、
いっぺん観ておいても良い作品だとは思いました。

タイトルとURLをコピーしました