独裁

数日前、
最近全くご無沙汰だった同僚から電話がかかってきた。
何事かとおもったら
「今度、選挙行く?」
と。
いくよ、といったら、
どこに入れる?という話に…。
で、話を続けていくうちに、
もし入れる先が決まっていないなら、
是非公明党へ入れてくれといっているようだった。
そうだ。
こいつ、創価学会だった。
というか、
そういう根回しをしていること自体に不信感を覚えるのだが。
ぶっちゃけその時点で私はどこに入れるか決めていたが、
それはとりあえず誰にも明かさないことにしている。
なので、そのときもあえて生返事だったので、
公明にしてくれ、公明の方がいいよ、
みたいな売り込みをガンガンしてきやがんのね。


今回の選挙は自民の圧勝。
で、マスコミはこぞって、
小泉色に染まった自民がこんなに大勝ちしていいのか、
という姿勢の報道になっている。
かつては、
自民の派閥政治にアレコレ文句をつけてきたマスコミが、
今は、派閥がなくなって1本になった自民は
多様性がなくなった、イエスマンばかりになった、という。
そして、
こんなにカリスマ性だけで勝つ小泉というのは、
独裁的政治の危険がある、などという。
そう言っている人は、
本気で小泉氏が独裁政治をするかもしれない、
なんて思っているのかな。
憲法を戦争ができるように変えて、
徴兵制をつくって、他国を侵略して…なんて、
どう考えても今の時代ありえないし。
日本は基本的に資本主義だから、
市民を国権で強制なんて根本的にナシのはずです。
それよりも、
心配事としては、税制とか外交とか福祉とか、
そのあたりをいかに上手くやるかということ。
これを、どの党の(誰の)指揮下でやるかを、
今回の選挙で国民に問うたわけです。
で、国民は小泉氏を選択した…というだけです。
ぶっちゃけ、このへんは、
岡田民主党がやっても大差なかったと思います。
マニフェストとかみても、
政府案を圧倒するほど良いものには見えないし、
それで一気に国政が挽回するとは思えないし。
国民は、小泉氏の改革とやらを
とりあえず最後まで見たいのだということだろうと。
多分、政権をとって本当に怖いのは、
公明党みたいな党だと思うなぁ。
周知の通り、
公明党のバックアップをしているのは創価学会です。
政権を動かす力が、
そういう団体に握られてしまうということになると、
それは独裁の可能性も出てくる気がするわけで。
私は宗教自体を否定する気は全くないのですが、
ああいう新興宗教系の団体は、
あわよくば世の中が自分のところの考え方で染まれば良い、
と思っているところがあるから。
それが政治にからむとロクなことにならない。
大体、世界で戦争が絶えないのは、
そういう自分の正義を振りかざすような人が、あるいは団体が
政権を握っているからじゃないのか。
絶対の正義なんて、世の中にはないんだから。
選挙当日の朝、
念の入ったことに、その彼から確認の電話まで入ってきた。
で、ますます公明に入れる気が失せた。
人の信念まで誘導しようとするようなところは、
多分ロクなところじゃない。

コメント

  1. keif blog より:

    TVタックルで

    創価学会800万票があったから自民党は勝ったんだ。
    創価学会に礼を言っておかなきゃいけないよ。
    と、言っておりました。
    ハマコーがw
    800万以上ありそうな気もするんだがw

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