民営化推進論

電車の中で本を読み終えてしまって、
することがなくなりぼーっと周囲を見回しつつ、
中吊り広告に駒大苫小牧のウンタラとかあったのを見て、
あー気の毒な子たちだったなぁ…などと思いつつ、
そんなとき頭の中に浮かんできたのは、
何故か私の母校の校歌だったという意味不明な月影です。
こんばんは。
校歌、どこまで覚えてるかなぁと思って、
周りに聞こえないように口ずさんでみたところ、
なんと1番だけなら全部覚えていた自分にちょっとビックリ。
最近のことはすぐ忘れちゃうのに…。
歌というのは覚える機構が違うんでしょうな。
ただの歌でなく、校歌というのは、
一種洗脳的なものもあるかもしれない?とも思ったりして。
それはそうと、
昨日良い言葉を見つけたので、忘れないうちに記しておきます。
 止まるか進むかで迷ったときは、
 進む方が幾分も良い。
(といって赤信号を進むのは適用外ですが…。)
さて、最近の民営化論争ですが、
みんな「郵政民営化の利点がよくわからないぞ」と
しきりにいうわけですが、
自分で考えてもみないでそういうことをいうのも、
ちょっと筋が通ってないんじゃないかと…。
ということで、以下にちょっと考えてみたです。


小泉さんは、よく「民にできることは民に」といっています。
逆にいえば、「官は官にしかできないことをやれば良い」と。
官にしかできない事業とは?
おそらくそれは、
 1つの企業が市場を独占してしまうような事業
だろうと思います。
官がやる、ということは、事業者の利益は追求されず、
利用者の利便性を向上することに主眼が置かれた事業です。
例えば、かつて日本の電気通信事業は、
電電公社の独占事業でした。
市場を独占する、ということは、
それを扱う企業はいくら料金を値上げしても、
利用者側は、それでもそれを使うしかないということで、
その状態で企業側が利益追求していくと、
値上げに歯止めがかからない危険性があります。
昔は、電電公社は官営で良かったわけですね。
その後、電気通信事業にも、第二電電やKDD、日本テレコムなど、
民間企業が参入してくるようになって競争相手が生まれた。
そうなれば、電電公社が官である理由はなくなります。
民営にしても競争相手がいる限りは、
市場原理が働いて、その料金やサービスは、
利用者にとって有利な方向へ流れるようになります。
民間でその事業を手がける事業者が複数いる場合は、
市場原理が働く民がやるべきだろう、ということ。
で、同じことを今回の郵政について考えてみると…。
政府案では、業務ごとに事業を4分割するといっています。
窓口業務、配達業務、貯金業務、そして保険業務ですね。
郵便窓口が分化するというのはちょっと特殊ですが、
他の3事業は、既に民間に同業他社が存在しています。
郵便配達は、現時点で民間の宅配サービスと競合していて、
ヤマト運輸などとの間で摩擦も発生していたりします。
今の郵政公社は、国によって経営されているので、
民間企業より安い料金でサービスが可能なのだけど、
当然ヤマトは、それは不公平だろ?というわけですね。
郵便貯金も、多くの金融機関とほぼ同等のサービスです。
これもやはり、郵貯は国による経営なので、
様々な手数料が多くの金融機関より低めに設定されています。
かつ、企業破綻がないので、
他の民間の金融機関より信頼性が高くなります。
保険も同様に、民間に保険相互会社というのが存在します。
保険の場合は、特に民間企業との差はないように感じますが、
逆にいうと、それを官が運営する必要性もない、
ということになります。
つまり、郵政民営化が実現すれば、
今郵便局が提供しているサービス全般の料金は上がりそうだけど、
資本主義の原理に従えば、一応順方向の流れなのかもしれないな、
という感じはしますね。
まぁ、私みたいなサラリーマンにいわせればね、
 公務員多過ぎ!
ですょ。
そしてその上、オマイラ給料貰い杉!!
ほぼ毎日日が替わる直前に帰宅してヘタってる私と、
ほぼ毎日定時にあがって家でビールでも飲みながらタバコ吹かしつつ
月9とか余裕で観ちゃってる公務員の旦那さんと(超偏見)、
どっちが給料貰うべきか考えてみてくれ…。
結局私がいいたいのはコレだったのかもしんない。
(世の中からもっと公務員を減らしてそのお金を市場に出そうの会副会長)

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